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バンブーの変装遍歴とホー娘。

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先日のトーキョーワンダーサイトでのホー娘。活動写真がフォトログにアップされました。
残念ながら私は不参加なのですが、写真を観て、あれ?私参加してたんだっけ?という錯覚、、。
昆虫のような輩も混じりますます誰が誰だかわからなくなっております。笑

ホー娘。のススメ!ボロボード☆ブログ

ホー娘。のダイゴミ→
誰のものでもあり、誰のものでもないゴミを纏い、
誰でもあって、誰でもないものになれる!?



さて、そんなわけで、上記の告知のときにMIXIに載せた文章を貼り付けます。
バンブーの変装遍歴について。笑

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バンブーの変装好きはおそらく5歳ぐらいまで遡る。
古い写真を見ると上履きを頭に乗せたり、防災頭巾を斜めに被ったり、歯ブラシをバラのように加えたものなど出てくる、出てくる、、、。
小学3年生になると、屋上に「変人学校」なる秘密基地を作り、憂歌団を流しながら変な衣装を作りコントみたいなのを作って遊ぶように
(上級生に、お菓子を持ち込んでいることがバレて、4年生の終わりに「変人学校」は廃校となる)。

それらのお手本はだいたい街をさ迷う人。
オレンジおじさんや、傘おじさん、ボディミドリ・・
公園や路上には一風変わってるけれども魅力的な人がいっぱい。
話すこともあるし、ただ見てる場合もある。
ただその振る舞いや空気感に、憧れに近いものを抱いていた。

高校時代、nojicoという相棒に出会ってからはもう数えきれないぐらい変装やらラジオやらそんな遊びをしはじめる。そんなことをして街をぶらついてると、色んな人と仲良くなった。
首から生きた亀をネックレスのようにぶらさげてる焼きいも屋のおじさんや、
バラの花束を抱えて英語まじりで話すジェントルマン、
流しをやってるというひと、小さな段ボールで暮らしてるというおばあさん、
だもんが口癖の通称ダモン・・。


都市の異物、といったら語弊があるかもしれないけれど 人でも風景でも、私はそういう存在に育てられてきたなあという実感がある。
想像力や冒険心を教えてくれたのは学校ではなく街をさ迷う一風変わった人や風景だったように思う。


ホー娘。という遊びをはじめたのももちろんその延長。
都市への恩返し。それは自分が都市の異物となって街をさ迷うことしかない、と。
まあずいぶん勝手な思い込みに近い気もしますが・・


うん、もちろんその人が抱える背景や想いに目を向けることも大事だと思うし
(仕事ではそっちに進みましたが)
でもやっぱり街には色んな人がいて欲しいし都市にはそういう包容力を持ってて欲しい。
そういう思いが今日まで消えず、です。

まあゴミを着て遊ぶというなんとも単純な遊びなのですが、
やっていると自分が女であることや容姿がぱっとしないことやそんなことがどうでもいい、というかまず鏡を見たとこでどれが自分かわからない。
そして街を歩くとまた歩きにくかったりすることから変な動きが生まれたり思わぬ歌が浮かんだり壁に登りたくなったり風景が逆さまに見えたりして これがなかなかクセになるたのしさなのです。仲間がいるとなおさら!

たまに路上パフォーマンスなどと言ってくれる方がいますが、そんなありがたい誤解はないと思っている。

つづく。