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looking for the revolution

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 昨夜「南米ボリビア“先住民たちの革命”」 を観た。病み上がりの朦朧とした脳みそには、少々効きすぎたように思う。それは、あまりにも「渦中の出来事」だった。
 
 映像を通して少しずつ知っていくボリビアのこと。アメリカの介入により、ボリビア先住民の伝統であるコカ農場が焼き払われてしまったこと。ボリビアの先住民の人々が底のない貧困に呑まれていく中で、農民運動の中心人物であり、ボリビアの先住民であるエボ・モラレスが大統領選に当選したこと。この革命に、期待を寄せる先住民。とりわけ、女性達のまなざし。

 期待は、裏切られた。仕事は、ない。革命のために団結していた女性達は、分裂し、対立する。それぞれが、怒りの矛先を捜す。仕事の確保を約束した女性議員の力はあまりにも微力で、その声は大統領には届かない。大統領もまた、インタビューの中で今のボリビア政府には財政資金がまるでないと苦悩する。

  「ボリビア~先住民たちの革命」というタイトルよりも“looking for the revolution”という英語のタイトルの方がしっくりくる。革命はまだ始まったばかり。女性たちのパワーを信じたい。そしてまた私自身、この現状にどのように関っていくことができるのか、捜索してみたい。