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バナナダイエッターの憂鬱

ダイエットを日々の楽しみの一つとする祖母の「痩せ過ぎて貧相になっちゃうからやめたわぁ」というひと言を聞き、バナナダイエットに取り組むことを決めた正月から、2ヶ月が経とうとしている。その間に私の決意は、「朝食にバナナを食べる」日々から、「毎日朝食を食べ、時々バナナを食べる」生活へと変化をとげていた。バナナダイエットをはじめて良かったことは、どんなに眠たい朝でも朝食を食べる習慣が出来たこと。「どうせ食べるならやっぱりご飯やパンの方がいいだろう」というわけで、本来の目的は忘れさられた。しかしバナナダイエットが続かなかった背景には、それなりの理由がある。それは、「食べたいバナナが売っていない」ということ。スーパーには、ドール社やデルモンテ社、チキータ社のバナナが処狭しと並んでいる。種類はもっぱら、キャベンディッシュ。世界には300種類のバナナがあるというのに!だ。私はいま、あの茶色くて、ワイルドな甘さを持つ「バランゴンバナナ」が食べたい。
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そんな話を職場でしていたら、向かいの席に座っている男性から「ネグロス島のかい?」という答えが返ってきたので耳を疑った。偶然にも同じ島で同じバナナに魅せられた人が、ここ旭川に、しかも目の前に居たのである。相変わらず、世界はいいかんじに開いている。